矯正治療法
3Dリンガルアーチ、透明(クリア)ブラケット、マウスピースアライナーなどにより、なるべく目立たないように短時間で治療が終われるようにいたします。
各矯正法の良い所を取り入れた、ハイブリッド矯正治療を行っています。
お子さんの歯並び治療については、小児歯科ページをご覧ください。
年齢に合わせた矯正法
乳児期 ( 0~2歳 )
- 矯正器具や虫歯の治療は絶対にしない
- 指しゃぶりやおしゃぶりをさせる(0~2、3歳)
- 3歳になったら、指しゃぶりやおしゃぶりからガムを噛ませることに移行する
乳児期 ( 3~6歳 )
- 顎の骨が異常になる不正咬合(前歯や奥歯の反対咬合)だけは積極的に治療を始める
- 不正咬合のない子供にはガムをどんどん噛ませる
- 舌の根元の筋肉作りのトレーニングをさせる
- 歯並び治療が必要な場合は、Vキッズの使用をおすすめします
学童期 ( 7~12歳 )
- 舌小帯の未吸収がある場合は切開する
- 永久歯を抜かないで並べるための誘導をしていく(3D装置を積極的に使用する)
- 歯列の発育を歯科医が手助けする
(たとえば、3D装置によって舌の筋肉のかわりをさせるなど) - 舌の根元の筋肉作りのトレーニングをつづける
- 歯並び治療が必要な場合、永久歯の生え始めの頃は3Dリンガルアーチによる矯正治療を、永久歯が生え揃った後は3Dリンガルアーチとブラケットの併用による矯正治療をおすすめします
中・高校期以上 ( 13歳以上 )
- 永久歯だけの不正咬合に対して、一般的な矯正治療法としては、永久歯を2~4本抜いて並べる方法がとられるが、ポール式矯正法では、なるべく歯を抜かない方法で治療する
- その人の舌の筋肉がこれまでに順調に発達し、それによって歯列が正常に発達していたなら 「本来こうであったはずである」という噛み合わせを目標に治療を行っていく
- 舌の根元の筋肉作りのトレーニングをさせる
装置の種類
1.3Dリンガルアーチ/上下顎共用
前歯の反対咬合の人、前歯の歯並びがガタガタで噛み合わせの深い人、奥歯に傾斜のある人、 歯の生えるスペースを作らなければならない人などの矯正に積極的に使います。
ワイヤー一本だけの装置なので違和感が少ないのが長所です。
「こんなもので治るの?」という患者者さんも多いのですが、早い場合は一週間で効果が実感できる人もいるくらいです。
2.マルチブラケット/ほとんどの症例の仕上げで使用する装置
歯の表面にブラケットという金属(透明タイプもある)を接着し、 それにワイヤーを結びつけて歯を動かす装置です。
原理はワイヤーを線路にして歯が動くようにするのです。
3D装置で治療した後もほとんどの患者さんが仕上げの治療にこの装置をつけることになります。 装置を締めたり広げたりする調節は、だいたい4週間(1ヶ月)に一度の割合で行われます。 調整して2・3日は歯が浮いた感じがして、かたいものを噛みづらくなることもありますが、 その時期が過ぎると普通に食事をとれるようになります。痛みや不自由さは個人差があります。
3.2Dリンガルブラケット/前歯のみ
前歯の歯並びを治したい方へ。
舌側(歯の裏側)に装置を付ける見えない矯正です。
前歯の犬歯から犬歯までの不揃いな歯並びを整える簡単な矯正です。
2Dリンガルブラケットの特徴
- 1.歯の裏側に装着するので、表からは見えません。
- 2.ちょっとした前歯の歯並びを整えたい方に、比較的リーズナブルに短期間で行える治療です。
- 3.摩擦が少なく、症例によりますが広い歯牙に対応ができるブラケットです。
4.マウスピース矯正
当院では、審美性を考慮してアソアライナーを取り入れています。
マウスピース矯正について詳しくはこちら