子供の歯並び治療について
乳児期 ( 0~2歳 )
- 指しゃぶりやおしゃぶりをさせる(0~2、3歳)
- 3歳になったら、指しゃぶりやおしゃぶりからガムを噛ませることに移行する
乳児期 ( 3~6歳 )
- 顎の骨が異常になる不正咬合(前歯や奥歯の反対咬合)だけは積極的に治療を始める
- 不正咬合のない子供にはガムをどんどん噛ませる
- 舌の根元の筋肉作りのトレーニングをさせる
- 歯並び治療が必要な場合は、Vキッズの使用をおすすめします
学童期 ( 7~12歳 )
- 舌小帯の未吸収がある場合は切開する
- 永久歯を抜かないで並べるための誘導をしていく(3D装置を積極的に使用する)
- 歯列の発育を歯科医が手助けする
(たとえば、3D装置によって舌の筋肉のかわりをさせるなど) - 舌の根元の筋肉作りのトレーニングをつづける
- 歯並び治療が必要な場合、永久歯の生え始めの頃は3Dリンガルアーチによる矯正治療を、永久歯が生え揃った後は3Dリンガルアーチとブラケットの併用による矯正治療をおすすめします
小児矯正の治療装置
口腔機能育成装置 Vキッズ
当院では、3歳から使え、取り外しのできる口腔機能育成装置「Vキッズ」を採用しております。
乳歯列期の時期に使用することで、お子さま自身の成長する力を引き出すためのサポートをすることができます。
3・4・5才で使うことによって、お子さま自身の成長する力を引き出します。
Vキッズについて
子どもたちに起きているさまざまな「歯並び・咬み合わせ」「睡眠」「食事」「生活」についての問題の原因はお口の中が小さいことです。お口の発育不足は歯並びだけではなく、全身に影響しています。
口と鼻は成長し、生きるためのエネルギーの源となる食物と酸素を取り入れるところです。その口と鼻が十分に成長することが他の器官の礎にもなるのです。
口と鼻は構造的に一体化したものですが、近年この顎顔面頭蓋の劣成長を示す子供たちが増えています。顎顔面頭蓋の健全な育成が子供たちの成長に不可欠であり、その為に口腔を育成することが大変重要な要素となると考えております。
Vキッズを使用することで、
- 矯正の前に育成することにより、身体の基礎を育て、強いからだの土台作りのアシストをします。
子ども自身の力を引き出すので、自然です。
結果としてきれいな歯並びにつながります。 - また、乳歯が生えそろう3才から使うことで大きな効果を期待できます。
着脱式で大きなストレスもありません。
寝るときに装着するだけでOKで、 歯磨きの邪魔にもならず安心です。
Vキッズで期待できる効果
- 即効性でお口の中を広くし、呼吸をしやすくします。
- 子ども自身で咬んで負荷をかけ、成長する力のスイッチを入れます。
- 歯並びが悪くなるのを予防します。
- 運動能力・理解力がアップします。また、姿勢が良くなります。
お口の中を広くすることで、身体が年齢に合った成長に追いつき、「歯ならび」「咬み合わせ」の改善だけでなく、「運動機能や理解力」「発音」など、お子さまの健康的な成長をサポートいたします。
Vキッズについてよくあるご質問
- 何歳ごろから始めるとよいのですか?
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出来るだけ早い時期から始めるのが理想的です。
Vキッズは乳歯列がそろう3才から始めることができます。
早めにご相談ください。 - 痛みはありますか?
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オーダーメイドの装置ですので、それぞれのお子さんに合った装置になります。
また、Vキッズは育成装置です。歯を動かしたりする機能はありませんので痛みが出ることはありません。
- いつ使用しますか?
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就寝時に下の歯に装着します。
日中は使用しませんので、保育園、幼稚園などは普段どおりの生活が可能です。
3Dリンガルアーチ/上下顎共用
前歯の反対咬合の人、前歯の歯並びがガタガタで噛み合わせの深い人、奥歯に傾斜のある人、 歯の生えるスペースを作らなければならない人などの矯正に積極的に使います。
ワイヤー一本だけの装置なので違和感が少ないのが長所です。
「こんなもので治るの?」という患者者さんも多いのですが、早い場合は一週間で効果が実感できる人もいるくらいです。